SCAT(Switching Converter Analysis Tool)は、崇城大学(旧熊本工業大学)エネルギーエレクトロニクス研究所の中原正俊教授の研 究成果を結集して開発された高速回路シミュレーションソフトウェアであり、既存のシミュレータの問題点を解決した画期的なソフトウェアとなっています。既存の汎用回路シミュレータでは解析が困難であったスイッチング電源回路での定常状態解析などに適した独自のシミュレーション技術により、極めて短時間でシミュレーション結果を得ることが可能となりました。SCATは次のような解析機能を持っています。
| 解析機能 | 概要 |
|---|---|
![]() DSPによる デジタル制御解析 |
DSPプログラムはブロック図により作成することが出来ます。各ブロックは単純な機能を持っており、内部にその機能を現すマイクロプログラムを記述します。このマイクロプログラムは標準的なものはライブラリとして供給されます。 全体のプログラムはブロック図から自動生成され、K.492の解析機能によって従来のシミュレーションと同じように容易に解析することが出来ます。 |
| 定常解析 | 定常解析は従来の汎用シミュレータが最も苦手とする解析です。SCATはこの定常解析を高速に実行します。しかも、スイッチやダイオードのオン・オフ状態も完全に決定します。 |
| 過渡応答解析 | 過渡応答解析はSCATが最も得意とする解析です。電圧、電流の応答波形はもちろん、それらの一周期での最大値や最小値の軌跡も簡単に表示できます。また、波形解析や継続解析と組み合わせれば過渡応答の任意の時点での波形が観測できます。この柔軟な解析機能はSCATならのものであり、従来の汎用シミュレータではまねのできないものです。 |
| 波形解析 | 詳細波形を観測する解析モードで、豊富な機能を持ったスコープ画面によりデジタルオシロ感覚で回路各部の電圧・電流波形を観測できます。 |
| スイープ解析 | スイープ解析は、回路中の任意の素子のパラメータを設定した範囲内で変化させたときの解析機能であり、素子定数の最適化に威力を発揮します。K488ではこの解析機能が強化されました。 |
| ステップ応答解析 | ステップ応答解析は、回路中の任意の素子のパラメータを2段階の時間を指定して変化させた時の過渡応答または波形解析を実行でき、電圧変動や負荷変動などの状態を解析できます。 |
| 高調波解析 | 高調波規制での各クラス電流包絡線表示・FFT画面電流スペクトラム表示と各クラス規制曲線などの豊富な機能があります。 |
| 周波数応答特性解析 | 一巡周波数応答特性解析、部分回路周波数応答特性解析、オープンループ周波数応答特性解析がそのままの回路で実行できます。交流信号発生源(AC-Sweep)と任意の素子電圧・電流で周波数特性解析が実行できます。 |
| スクリプト解析 | スクリプト言語を利用することによりシミュレーション全体を自動化できます。 |
| プログラミング素子によるデジタル制御解析 | プログラミング素子を使用することにより、プログラム記述によるデジタル制御の解析をすることができます。 |
※SCAT/AS-Fはネットワークライセンス形態となっております。詳しくはお問合わせ下さい。
| 推奨動作環境:ハードウェア | |
|---|---|
| CPU | Pentium 2GHz以上 |
| メモリ | 2GB以上 |
| インターフェース | USB(必須) |
| ディスプレイ解像度 | 1280×1024以上 |
| 推奨動作環境:ソフトウェア | |
| OS | Microsoft WindowsXP, WindowsVista, Windows 7 |
※上記の構成はSCATを快適にご使用頂くための推奨構成例です。