NABSHOW2010 4/13~14
最初にお詫び。
4/13-14はついに時差ぼけか速報執筆によるストレスか?
本当のところは自分でもわかりませんが、午後2時間ほどホテルでダウンしておりましたので中身が薄いかもしれませんことお許しください。
報告も二日分まとめての報告となります。
- ノースホール
従来、オーディオ関連のメーカーさんが多く展示しておりましたが、近年はそういった感じではなくなってきているようです。
マップ上では、主にマネージメント&システムといったカテゴリにマッチする会社を集めていたように思われます。
大きなブースとしては、HARRIS、Evertz、Rossがドーンと構えております。
キーワードが3G、3Dといったところはあまり変わりありません。
弊社で関係あるところでは、AJAと競合する製品のあるMiranda社のブースを見て回りましたが画期的なコンバーターやボードなどは出ていないように思われました。
IBM社やInte社は、このゾーンにありました。
GPUがより高速化していくことでSGIのワークステーションが全盛を誇った時期があったように、GPUを使用した様々な映像機器が、低コスト機器のベースを固めることになるのか?
などを連想させるものでした。
今年のNABは、例年になくパビリオンとして国別やコンセプト別、機能別で集まっていたように思います。
ノースでは、UK/US・パビリオン、フランス・パビリオンがあり、独特の雰囲気で展示をしておりました。
また、昨年はNHKさん、NICTさんと日本の大きなブースがあり、少なからず日本の方を見かけることが多かったのですが、今年は、少々さみしい感じを受けました。
寂し過ぎたのか写真を撮るのを忘れてしまいました。 - セントラルホール
放送機器のトータル的な展示をしているのは、このセントラルホールと言えるでしょう。
セントラルホールは、大型設備(送信、受信)や移動関係、照明、クレーンなどの特機もの、カメラ関係があり、さらにテレビだけではなくラジオに関連した機器も展示されております。
また、日本の放送機器メーカーが多数展示を行っております。パナソニックさん、キヤノンさん、JVCさん、日立製作所さん、池上通信機さんが、あたかも日本パビリオンを展開しているようなレイアウトになります。
そこには、FOR-A(朋栄)さん、フジノンさんも大きなブースを構えておりました。
ソニーさんは昨年からセントラルの入り口から見て一番奥に配置されておりますが、一度登録すれば会場を通らずにそのままアクセスできますので意外にいい場所なのかもしれません。
オーディオ関係は当社には直接関係はありませんが、ビデオディスクレコーダーに比べて取り扱いデータが小さいためか、機材はどれもサイズが小さく、デザインも洗練されており、見習うところが多いと思って見て回りました。
コネクターやケーブルなど、電子機器には欠かせないものの展示を見るのは非常に面白いと思いました。
三脚、Rig等など直接は関係ありませんが、メカニカルなものは見ていて非常に面白いと言うことはよくわかります。
ノースホールでも書きましたが、セントラルにはベルギー、韓国、中国(北京)、イタリア、イスラエル、ドイツ(ババーリアン)の各国のパビリオンとしての展示がありました。
全ての展示が興味深いわけではありませんが、やはり一つ二つ気になる内容の展示をされている会社が、見受けられました。
*詳しく書けないのは、理由があると思ってください。
当社のビジネスには直結しませんが、同行したメンバーがどうしても買って帰りたいといった製品がありました(買いませんが…)。GoProというところのデジタルカメラです。
耐震性と防水性を高め、様々なシーンで通常では取れないアングルでの映像を取ることに限定したカメラです。
近年のデジタルフォトカメラの動画撮影機能は、究極的にこのような路線を生み出すことになるんだろうと思いました。
ちなみにAmazon.co.jpでも買えちゃいます。
UDR-D100を突き詰めていくとここまでいっちゃうのかなーとも思いました。
海外の展示会を回って思うことですが、どんな小さな会社であってもデザイン、使用感、材質などは、とことんこだわって作っているのが製品にありありと溢れております。
どうしても日本で自由度の高いデザインや材質にこだわってしまうとコストが高くなってしまい、結果製品に使えないということで結局冴えない四角い箱になってしまう現状が残念でなりません。
もっと試作・開発に柔軟な土壌が欲しいと切に思いました。 - アウトドアゾーン
今年のアウトドアゾーンは本当にさみしいというのが感想です。
例年であれば、ロケーションに合わせた設備として通信アンテナやバスをベースにした中継車、果ては、なぜか戦車まであったのに、今年はそう言った大型展示が少ないように思いました。
おおらかな雰囲気の展示が多く、バーベキューコンロを持ち込んで食べながらなんてシーンも見られませんでした。
大型ビジョンなども無く、エリアも昨年の半分以下といったところでしょうか?
もともと当社に関連するものが少なく、コメントしづらいところではありますが、こういったところでも見えるものがあるのだとしみじみしてしまいました。
そういえば、昨年やっていたカートによるセントラルとサウス間の無料送迎も無くなっていました。 - サウスホール
さて、アプリケーションや新し物好きにはたまらないサウスホールについて書きたいと思います。
サウスホールは2階建の展示ホールで、アプリケーションソフトウェアの企業が一堂に会します。また、ベンチャー企業も多く、面白い製品を探すのであれば、まずはサウスホールから探すのがいいでしょう。
入る前、インターナショナルレストランの前に下記の様な車がありました。
中継車と言えばいいんでしょうか?面白いです。
では、下の階から行きましょう。
初日も書きましたが、NABの入場登録場所はセントラルだけなので、サウスホールに入るには一度セントラルに行く必要があります。
事前登録で既にパスがある人はその限りではないのかもしれません。
最近は、出展者で登録することが多いので、その辺に関しては少々不安です。
まず入場して最初に目につくのが、GlassValleyとマイクロソフトです。
GlassValleyは、日本では、知る人ぞ知る状態かもしれませんが、今はカノープスさんが傘下に入り、EDIUSが展示されているのでなじみ深いかもしれません。
私は5年以上前からThomson Viperカメラとのコラボレーションでこのブースに説明員として立っておりましたので毎年寄っています。
Viperとのお付き合いがなくなってから疎遠となり、正直知っている人も一部の人となってしまい寂しい限りです。
マイクロソフトは、Webでの動画表示、配信等に力を入れている様子。
専門ではないのでコメントしづらいです。
Silverrightを前面にプレゼンを展開していたと思います。
当社に関係するのはAJA Video Systemのブース。
新製品は、初日レポートに記載したように、SDI<->光Fiberコンバーターでした。
IBCで発表したKUMOも4月出荷ということで展示されておりました。
KONA, IO-HD関係は堅調で、不況でも勢いを感じました。
KiPRO, FS1ともに海外ではいい業績とのことですので、日本国内でも今以上に頑張らねばと思いました。
丁度、社長のニックさんがインタビューを受けていたので一枚写真を取りました。
オートデスク、アドビなどのCG、ノンリニア関係のソフトウェア会社も展示しており、アバーターなどを使って効果的な展示を行っておりました。
やはり3Dなのでしょうか?
AJAの最大の競合であるブラックマジックデザイン社は、GlassValleyに匹敵するブースの広さで、例年のように壁をドーンと立てて製品を展示し、空いているスペースは新製品などピックアップされたものをバランス良く配置しておりました。
商談スペースも多く、一言すごいというのが印象です。
da Vinciを傘下に入れ、従来とは違う方向で展開していくのか?その辺を見極めたいところです。
その他当社に関係ありそうなところとしては、クオンテルさんで4Kの編集ができるノンリニアソフトウェアのデモをしており、UDRとのコラボレーションができないかなー?と思いながら製品等を確認しておりました。
さて1階も半分を超え一段下がったところまで来ました。
ここから先は少々趣が変わり、小さいながらも面白いブースが数多く出展しています。
外部接続のディスク装置やDVDライター、LTOドライブ、USBコピーなど、ちょっと面白い製品が並びます。
AJAやBMDのボードが普及したことにより、ディスクシステムとボードを組み合わせたシステムを数多く見る展示会となりました。
UDRが専用機、もしくは装置としての利便性、独立性を維持していなければ、これらのシステムと真っ向勝負することになり、しんどい戦いとなるところでした。
この辺に関しては、とことんこだわっていく必要がると再認識しております。
日本の企業では、KDDIさんが展示されておりました。
カナダのユーザーの大学さんも展示されており、大学さんも頑張っているということを認識しました。
ヨーロッパのブースに、懐かしいと書いては怒られるかもしれませんがViperとVENOMを見つけました。
1階は、このあたりで展示スペースがなくなります。
これは、規模縮小の影響です。
仕切りのカーテンが延々と続く光景は、切実なのもがあります。
続いて2階に移動となります。
2階で大きなブースは、Avidさん、Ericssonさん、Harmonicさん、NTTエレクトロニクスさんです。
Avidさんは入場して最初の場所にあり、大きなブースとなっておりました。ソフトウェアの内容等に関しては、良くわからなかったというのが本音です。
2階は、1階とちがい展示物に大きな特徴がありました。
サテライトテクノロジーということで、衛星通信、デジタル放送関連、IPTV、H.264やMPEG圧縮など関連企業が多く展示しておりました。
当社も韓国製のDTV関係の製品「TELEVIEW」を取り扱っている関係で、いろいろ情報収集を行いました。
アメリカということで、モバイル通信によるデジタルテレビに関してはATSC-M/Hが今後主流となるということでいろいろ見て回りました。
コーデック等に関しては、様々なメーカーから低価格から高性能まで様々な選択肢が出てきており、大変な状態だと思いました。
テレビの映像サイズは、デジタル放送開始によりアメリカでは720Pが主流となり、日本では1080iの様に様々なサイズがあります。
デジタル放送のモジュレーション方式も、EU圏ではDVB-T2、北米ではATSC-M/H、日本では、ISDB-Tと様々なものがあります。
TELEVIEWはこれらの様々な方式に対応しておりますので、いろいろなニーズを調査して回りました。
3D放送が、仮に本格化した時にこれらの変調方式がどう変わっていくかに注目する必要があるのかな?とおぼろげながらに感じました。
サウスホールの2階には、UDR-D100を展示しているところがありました。
それは、NTTエレクトロニクスさんのブースに展示しておりました。
非圧縮映像と圧縮映像の比較のためのプレーヤーとして使用していただきました。
今回は自社ブースがなかったため、NTTエレクトロニクスさんの協力に感謝いたします。
サウスホールにもいくつかのパビリオンがありました。
国別として韓国、中国、ブラジルです。
企画別としてコンテンツセントラル、3Dパビリオン、モバイルDTVパビリオンがあり、それ以外にATSCやDVBなどの規格団体、リサーチパークとありました。
リサーチパークには、NHK技研さんが研究の展示をパネル展示という形で参加されておりました。
今年はNHK放送技術研究所開所80周年の年で、5/25からの技研公開でいろいろな話が聞けるのでは?と期待したりします。
来年あたりはスーパーハイビジョンシアターが復活するといいと思いました。
テンコ盛りとなりましたが、4/13-14のまとめとします。
次回、NABのまとめとおまけを掲載します。
マネージャー"T"でした。
